hana_pmdd’s blog

はなのPMDD闘病アカウント。PMDDという生理前症状があることを1人でも多くの方に知ってもらいたい。

PMDDと不妊治療の両立

こんにちは!はなです!
生理がきました。メンタル的にはとても調子が良いです。漢方が効き始めている気がします。飲み始めて2ヶ月経ちましたが本当に徐々に…という感じです。


 今日は、PMDD不妊治療の両立についてお話します。これは、PMDD持ちの方だけでなく、PMSが酷いという方にも関係するお話です。是非、読んで頂きたい内容です。


 正直に言ってしまうと、PMDD不妊治療の両立はかなり厳しいです。私が医師に相談した際に言われた内容をそのまま記載します。


PMDDの治療法は今の医療ではまだ確立されていない。治すには生理を止めなくてはいけません。そうすると、妊娠は諦めなければなりません」と言われました。
また、妊娠については、「貴方は排卵障害があるので自然妊娠は難しいでしょう。妊娠希望であれば、不妊治療をしなければなりません。不妊治療をすると当然排卵を起こさなければならないので薬を使います。ホルモンがしっかり出る状態になるので、 PMDDは悪化します。どちらか選ぶことになります。夫婦でしっかり話し合って、どちらにするか決めてください。」と言われました。



 私は26歳。夫も私も子供は欲しいと思っています。今の私の精神状態では子育ては厳しいこともわかっているし、聴覚過敏になる時期に子供の泣き声や騒ぎ声に耐えられるはずがないこともわかっています。それでも子供が欲しいと思うのは、夫が1番子供を欲しがっているから。夫の希望を叶えてあげたい。それと、自分達の将来のためです。子供が成長して学校に通ったり、就職したり、結婚したり、孫が出来たり…そういう未来に憧れます。今、目の前の辛いことから逃げるだけではなく、この状況をどうにかしたい。と思うようになりました。



 私が、『働くことも出来ない、家事も出来ない、何も出来ない自分が嫌。みんなに迷惑ばかりかけている気がして…もう、存在すること自体が嫌。消えたい。』と思っていることを口にした時、夫は「俺にははなが居てくれるだけでいいんだよ。働かなくてもいい。生活することなんて俺だけの給料でなんとかなるんだから。家事は出来る時でいい。誰も文句言わないし。何も出来ないことなんてない!やってるし出来てる!お風呂入って寝れる、ご飯も自分で食べるじゃん。何も手がかかってないよ?迷惑なんて思わない。」と言ってくれました。
 夫には感謝しかありません。ありがたいです。気持ちが楽になります。将来のことばかり考えて、自分の事も出来ないのに子供の世話なんて出来ないと思っていましたが、私が今やるべきことはこの症状を治すことでした。忘れかけていました。PMDDに飲み込まれてしまっていました。



 私達は、閃いたのです!
『治す方法が無いわけではない!ピルを飲んで生理を止めれば治る!』
 つまり、
『妊娠、出産さえ終わればピルを飲んで生理を止めればいい!そうすればPMDDは治る!じゃあ、子育ても問題ないじゃん!』
PMDD治ったらまた仕事が出来るかもしれない』



 まぁ、それにしても、私は妊娠するまでが絶対大変です!今まで挫折してきたのですから…
 どうするのかというと、不妊治療の一番の近道、体外受精をするという決断をしました。医師が挙げたどちらかではなく、どちらもという選択にしました。私達らしい、欲張りな決断だと思います。PMDDのせいで我慢したくないし、PMDDのせいで人生無駄にしたくない。我慢しないといけない時期はあるけど、その先にきっと輝く未来があることを信じて…


 私達夫婦は一歩前進できた気がします。このお盆休みで両家両親にもその決意を報告しました。金銭面や病気の心配はされましたが、反対はされませんでした。とても恵まれた環境だとしみじみ思い感謝しています。


 体外受精へのステップアップ、何回目で成功するかわからないし、妊娠できてもまた流産の可能性も否めません。これからも、はな夫婦を温かく見守って頂ければ幸いです。