hana_pmdd’s blog

はなのPMDD闘病アカウント。PMDDという生理前症状があることを1人でも多くの方に知ってもらいたい。

休職(本題です)

 おはようございます。
 今日は、私が妊娠発覚から休職するまでのお話をします。

 私は妊娠するまでの間、妊娠してから流産するまでの間、流産してからは精神的にかなり不安定な状態になっていました。不妊治療はPMDDの治療と全く逆のことをするので、PMDDがかなり悪化してしまったのです。

 黄体ホルモンに敏感な私の体や脳はクロミッドという不妊治療に使用するホルモン剤にかなり侵されていました。体は熱っぽく、吐気、嘔吐、頭痛、倦怠感、関節痛、筋肉痛などの身体症状、さらに、鬱、不安、パニック、易怒性、自責感、焦燥感、自己無価値感、希死念慮などの精神症状が次々に私の心身を襲い、狂わせました。

 その度に私は、「妊娠したら終わる」と言い聞かせることでなんとか日々を乗り越えていましたが、流産して手術をした後は「何のために頑張ってきたのかわからない。PMDDが一生つきまとうなら子宮も卵巣もいらない。女でいることが嫌。」と思うようになり、また精神的に落ち込みました。

 もう、仕事に行く気力さえもなく、布団から出ることさえ億劫になったのです。職場に休みの連絡をすることさえもとても辛かったです。食事を摂らないことにより体は痩せ、筋力は落ち、低血圧と貧血でめまいが酷く起きていることが辛い状態でした。

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 心療内科に行くと、『適応障害』と診断されました。PMDDの悪化により社会生活に支障が生じているからとのことでした。私の中では『適応障害』とは社会に適応できない人という少しイメージの悪い印象でした。しかし、先生は『適応障害』は『社会に馴染もうと努力をしたが、自身の価値観と社会の価値観の相違が大きく、適応出来ず心身に症状が現れた状態であり、本人が悪いわけではない』と説明してくれました。
 では、どうしたら良いのか…先生は「休職し、職場から離れることで少し回復すると思う」と説明しました。


 私の解釈を説明すると、私は元々好きな仕事がPMDDのせいで体や心が辛くなってしまい、仕事に行くことが嫌いになっていたのです。
 詳しく説明すると、私はHSP気質ですので、元々仕事を休むということ自体にすごく罪悪感を感じていました。「私が担当している患者さんは私が休むことで見捨てられたと思っていないだろうか?スタッフには休みすぎだと思われていないだろうか?迷惑ばかりかけて申し訳ない」と思うのです。しかし、体はいうことを聞かず、体調が悪くなるばかり。無理して出勤しても途中で吐気や嘔吐、動悸がして早退する。そのやりたいことがある状況と出来ない自分とのギャップが私の心に深い亀裂を与え、適応できない状態になってしまったのです。

 話が遡りますが、私は学生時代に学校を休んだことがないし、前の職場でパワハラを受けた時でも仕事を休んだことは1日もありませんでした。それくらい根性には自信があって、いつも強気な姿勢でしたが、そのギャップもあったと思います。「前は頑張れたのに今は全然頑張れてない」というギャップが…


 その結果、精神状態が悪化し自殺行為、自傷行為がやめられず、夫に迷惑をかけ、また罪悪感で落ち込み…悪循環でした。
 私が生きていること自体が奇跡になっていました。そんな日常生活もままならない状態で仕事なんて到底無理です。自分でこの最悪な状況に気づけていなかったのです。先生に診断され、1ヶ月の休職の指示を受けてからはすごくほっとした気がしました。


 現在、流産手術後、適応障害の診断後で休職中ですが、仕事から離れたこと、妊活から離れたこと(術後3ヶ月は妊活中止の指示)で考えることが減り、情報量が減ったことで私の脳がパンクすることは無くなりました。少しずつ余裕ができ、ご飯の味がわかるようになりました。徐々に生活に目を向けることができてきて、まずは朝ちゃんと起きれたことにさえ奇跡に感じて感動しました。食事、更衣、整容、入浴、排泄が全部1人でできるようになったのは6月上旬からです。家事はトイレ掃除だけとか一箇所ずつから1つずつできるようになったのは6月中旬です。6月下旬になって、やっと料理を作ることができるようになって(長時間立位)、外出(長距離歩行)ができるようになりました。


 体力をつけるために知識を活かして自分なりにリハビリをした結果、回復が早かったのだと思います。

 午前中のスケジュールは
   朝ヨガ→食事→音楽療法→睡眠
 午後スケジュールは
   食事→動物療法(ペット)→食器洗い→睡眠


 最初は本当に何もしないことから始めました。自分の体調に合わせて、1つずつ課題を増やしていきました。無理をしないことが大事だと学んだからです。
 精神疾患は無理をし過ぎることで悪化するのです。人それぞれ無理の度合いは違います。その人が辛いと思うことはもうそれが『無理』なのです。
 嫌なことから離れることも大事なのだと学びました。逃げるのだと思っていましたが、そうではなく、自分を守るために離れるのです。決して悪いことじゃないし、誰かがそれを批判したとしても、自分にとって良いことをしたのだから自信を持って良いのです。批判をする人は人の辛さを何にも知らない人、知識が足りない人だと思ったらいいんです。


 7月からすごく嫌ですが、仕事に復帰しようと思います。きっと、初日の朝の朝礼で大人数の前で挨拶をしないといけない羽目になるから、パニック発作が出るから出来ないと予め職場の上司に伝えておこうと思います。無理なことはしない、私はこっそりひっそり職場に戻りたいと思います。それが、許される職場に感謝しながら…


 私の経験談ばかりお話して申し訳ないのですが、同じ病気で苦しんでいる方はTwitterを見る限りたくさんいらっしゃいます。Twitterをやっていない方でも同じ病気で苦しんでいる方がいると思います。
 私は同じ病気で苦しんでいる方以外にも、PMDDについて、精神疾患については全国民に知ってもらいたいことだと思っています。義務教育の授業にも取り入れるべきだと思っています。まずは、生理について、日本人は知らなすぎる… この現状は悔しい限りです。


PMS.PMDDについては説明文を読んでください。
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