hana_pmdd’s blog

はなのPMDD闘病アカウント。PMDDという生理前症状があることを1人でも多くの方に知ってもらいたい。

妊娠発覚…

 5/11に妊娠が発覚しました。クロミッドを始めて3回目で最後のクロミッドでの妊娠でした。胎嚢が確認され、「これで私の苦痛な日々に終わりが見えた。これで解放される!」と嬉しい気持ちでした。案の定つわりも人よりも早く始まり、酷くご飯がなかなか食べられなくて痩せていきました。仕事にも行けないほどでした。

 5/21の朝職場で生理痛のような腹痛があり、少量の不正出血…不安になり夫に連絡しましたが、『妊娠初期には出血することがある。出血しても大丈夫でした!』と良い体験談ばかりスクショしたものを送ってきたので、不安だけどまぁ大丈夫かな…と仕事を続けました。しかし、段々腹痛が激しくなりトイレに行くたびに出血量が増えてる!これはヤバいやつだと思い、腹痛を理由に昼休憩中に早退させてもらいました。すぐにいつもの婦人科に連絡しましたが、その日は午後休で対応できないとのこと…仕方なくとりあえず帰宅することに。お腹の痛みに耐えながらなんとか車を運転して帰宅することができました。痛み止めを飲んでも温めても良くならない腹痛に不安が大きくなり涙が溢れました。総合病院に連絡するとタクシーなどで来てくださいと言われ、救急車来て欲しいと思いながら自分で呼ぶ勇気がなく、なんとかタクシーで病院まで行きました。
 病院にたどり着くとコロナの影響で検温はあるわ、無駄にアンケート多いわで痛みで意識が遠のきながらもなんとかやりきって受け付けで呼ばれるのを泣きながら椅子に座って待っていました。痛みがMAXまで達した頃、私は椅子に座れていなかったみたいで横に倒れて落ちかけてたそうです。看護師さんに車椅子まで持ち上げられて診察室まで連行されました。診察台では子宮内の血液を掻き出されました。「痛い!」と泣きながら叫んだのを覚えています。医師の話も頭に入ってこなくてぼーっと一点を見つめたまま「流産」という言葉だけが聞こえました。涙が止まりませんでした。看護師さんは「今回は辛い思いをしましたね。」と声をかけてくれましたが、私にとっての辛いは看護師さんが言う辛いではなかったです。看護師さんは当たり前ですが、流産をして赤ちゃんを失ってしまったことについて「辛かったですね」と言っていたと思います。私は赤ちゃんを失ったことよりも、またPMDDに苦しまないといけない日々がやってくるのか…と辛い気持ちだったのです。自分勝手な考えですし、母親になる資格がないと思っています。でも、今の私にはそんな余裕がないのです。

 流産したことは、夫にすぐに伝えました。不全流産のため、明日手術することになったから仕事休んでほしいとも伝えました。私はずっと泣いていました。夫は仕事終わりに弟と一緒に迎えにきてくれました。お腹がまだ痛くて歩き方がぎこちない私の手を引っ張って…何も言わずに…

 帰宅すると母が家に来ました。母は、「頑張ったね。辛かったやろ?一緒に居てあげられなくてごめんね。もう頑張らなくていいんじゃない?はなが望んだ時にまた赤ちゃん出来るから。私も流産3回してるから。はなの体が元気じゃないと赤ちゃんも住み心地悪いんだよ。ちゃんとまずは栄養とってしっかり休んで元気になりなさい」と言いました。
 母はいつも私の体調が悪い時に食材を買ってきてくれて家で手料理を大量に作ってくれました。母の愛情を大人になっても感じます。母も昔は子供が苦手だったそうです。でも、私を大切に育ててくれました。産まれたらなんとかなるのかもしれない。自分の子は可愛いってよく言うけど、そうなのかもしれないとふと思いました。
 もう、不妊治療はせず、自然妊娠に任せる。一回妊娠できたんだから自然でもいつか妊娠できるはず。これからはPMDDの治療を優先して、本来の体を取り戻そう!と決意しました。

 夫は「ごめん、俺が間違ってた。はなの体が一番だから。はながいないのは嫌だ。不妊治療はやめよう。もう妊活もやめよう。はなが元気になってくれればそれでいい」と言って抱きしめてくれました。

つづく…